
さて、今日は実際にあった実例をもとに保険会社によって
加入条件が異なり、加入者にとって優位になるか否かについての
お話をしたいと思います。
何事も知っているか知らないかで差がつきますのでしっかりと読んで
理解してください。
それでは実際にあったお話をしたいと思います。
純子さん(仮名)30歳女性のお客様でした。
医療保険に加入するということで保険会社A社とB社とC社の保険を提案しました。
3つの保険会社の保障内容を比べた時、A社かB社がいいなということになりました。
でも、どちらかというとA社かな?というご本人の要望でA社の保険加入申し込みを行うことに
なりました。
ご存知の方も多いと思いますが、保険に加入するときに告知書というものが必要になります。
実は、純子さんは12年前に悪性脳腫瘍を患い、入院・手術をしていました。
もちろん、現在は再発もなく、いたって健康で何も問題なく生活されています。
実は保険会社A社の告知書をよく読むと、告知項目に
「今までガンになったことがありますか?」
という質問項目がありました。
「〇〇年以内に~」とかではなく「今までに~」という質問ですので、
これには「はい」と答えざるを得ませんでした。
もし、このままこの告知書を提出して、保険会社が査定したら、
間違いなく「残念ながら加入不可です」という回答が返ってきたことでしょう。
これではお客様もいい気持はしないと思います。
そこで、保険会社A社をあきらめ、第二候補の保険会社B社を調べてみました。
B社の告知書を見てみると特定疾病保険料払込免除特則を付けない場合は
「今までガンになったことがありますか?」という質問に答える必要がない
ということがわかりました。
その結果、告知義務違反を侵すことなく、無事B社の医療保険に加入することが
できました。
お客様にも大満足していただきました。
ご本人も12年前とはいえ、大病を患った過去があるわけですから、
普通に保険に入れたことでホッとされたようです。
このように、保険会社によって微妙に複数の保険会社の告知内容が違っていたり
査定方法、加入条件が異なります。
手前ミソですが、私は複数の保険会社を取り扱える代理店も行っています。
1社専属の保険営業マンと違い、それぞれの会社の特性を理解したうえでご提案することが
できます。
「すべてはお客様のために・・・」この思いが伝わったエピソードの一つでした。