毎月分配型投資信託の落とし穴

今日は「毎月分配型投資信託」の落とし穴についてお話します。

また、私のお客様に実際にあった実例もご紹介します。

 

毎月分配型投資信託は定年をむかえた60歳以上の方や

年金生活者など高齢者に人気のあった商品です。

 

高齢者は退職金や現預金といったまとまったお金を運用に回し、

少しでも年金の足しになればという心理から毎月分配型を選ぶ傾向が

強いようです。

 

しかし、そこには落とし穴があります!

 

最近では銀行窓口で投資信託が多く売られています。

高齢者から毎月分配型のニーズが高いため販売しているそうです。

実際には高い分配金を毎月払い出すため、複雑な金融取引を通じて

原資を確保するので、手数料の水準は割高になっています。

しかしながら、思うような運用成果が上がらなかった場合、運用資産を

切り崩して分配しています。

まるで自転車操業のようです。

 

なぜ、毎月分配型の基準価額が上がりにくいのか?

 

毎月分配型投信は利益などを投資家に現金として還元してしまい

その分だけ運用資産(純資産総額)が少なくなるからです。

常に運用成果がプラスであれば良いのですが、そんなことは

絶対になく、マイナスする月があります。

その時に、「特別分配金」として運用資産を取り崩すということになっています。

運用資産が減れば、その後の相場で上昇期に得られるリターンは小さくなります。

もっと大事なことは

複利効果が得られない非効率な商品である

ということです。

通常の投資信託であれば投資で得たリターンを再投資することで

複利効果を享受することができます。

更に、毎月分配型投信は毎月現金として受け取るたびに

税を払っています。これも非効率であり、複利効果をそがれてしまっています。

 

実際にあったお話

横浜市にお住まいの15年来のお客様のお話です。

以前、私のアドバイスで運用した結果、2500万円の投資に対して約2800万円になって

運用成果を出すことに成功しました。

そのお金が入ったM銀行は、その顧客の預金残高を見て早速、

毎月分配型投資信託を売り込みに来たそうです。

(余談ですが、銀行は個人情報を自由に取り扱えるところなんですね。

彼らには個人情報保護法の定期用除外項目があるのでしょうか?笑)

そして、私のお客様は銀行さんが勧めるならということで、

800万円と1700万円と2つの毎月分配型投資信託に入ることにしました。

 

あとでその話を聞いた私は毎月分配型のリスクのお話をして

それぞれ、プラスで償還されるときに解約しましょうとアドバイスしました。

800万円の方はトランプ相場の影響でプラスになるだろうと予測した私は、

M銀行に問い合わせていただくよう連絡をしました。

案の定、総額でプラスに転じているということがわかりましたので

すぐに解約の手続きをしていただきました。

これで、何とか800万円の部分に関してはプラスで引き上げることができました

残る1700万円の方は未だマイナスのままなので、

少なくとも元本に戻った時点ですぐに解約しましょうとお伝えしてあります。

こちらも相場を見て、アドバイスしてマイナスのないようにしようと思っています。

 

無責任なM銀行の販売に私がサポートするというなんとも理不尽なことではありますが

これで銀行の実態がわかったことは私も勉強になりました。

 

そして、銀行の勧める商品が必ずしも安全ではないという一例でした

皆さんも、毎月分配型の甘い罠にはまらないように

上手に資産運用してください。アドバイスはいつでもさせていただきます。

 

アドバイスが必要な方はこちらまでメールをよろしくお願いいたします。

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